和歌山市生まれの作家・有吉佐和子が、40年前に本紙の「舞台再訪」に、こう書いている。「記憶に残っている最初の紀ノ川は、私が八歳のとき見たものである」。生後、父親の勤務地・インドネシアに渡って、帰国した後のことだった。 出生于和歌山市的作家——有吉佐和子女士在40年前本报的《舞台再访》中曾写道:“残留于记忆中最初的纪之河,是我八岁时看到的模样。”出生后就去了父亲的工作地印度尼西亚,这是归国后的事情了。
「その青く静かでゆうゆうたる流れは鮮烈な印象であった」。後年、この川を舞台にして小説「紀ノ川」を書く。「作品のモチーフになったのが、このときの感激であったのはいうまでもない」 “那清澈宁静缓缓流动的河水给我留下了深刻的印象。”晚年以这条河为舞台写了小说《纪之河》。“作品的中心思想不用说,正是这种感动。”
紀の川は、和歌山県の北部を東西に貫いて流れている。その流域での県の下水道工事を巡る談合事件で、木村良樹知事が大阪地検に逮捕された。04年の入札の際、この年の知事選で支援を受けた企業を、受注先の共同企業体に参入させた疑いがあるという。 纪之河是连贯和歌山県北部东西走向的流域。因为这条流域的县下水道工程的商谈事件,木村良树知事被大阪地检逮捕了。听说是被怀疑在04年的招标之际,让同年的知事选中支援他的企业进入到受注商的共同企业体中了。
先月、福島県の前知事が汚職で逮捕されたばかりだ。県政のトップが相次いで逮捕されるとは、この国の地方自治体のありようが懸念される。福島の知事は5期目で、多選の弊害が指摘されたが、和歌山の方は2期目だった。 上个月,福島県の上任知事刚因为渎职而被逮捕。县政的上层领导竟然相继被逮捕,这个国家的地方自治体系堪忧。福岛的知事是在第五任期时被指出多选的弊病的,而和歌山的知事是在第二任期时。
木村容疑者は、知事としてこう述べたことがある。「無駄を排除した形の公共事業を行っていく必要があります……例えば、釘1本が本当は10円なのに、それを15円で買って工事をしてもみんなが潤う。だから、まあいいじゃないか、ということでいろいろな公共事業が行われてきた」(『地方が変わる、日本を変える』ぎょうせい)。 嫌疑犯木村,任知事期间曾说过这样的话:“有必要开展排除浪费形式的公共事业……比如说,一颗钉子是实际价格是10日圆,但以15日圆的价格买进用于工程上使大家都受益。这样不也挺好吗?正因为如此才进行各种公共事业的建设。”(《地方的改变使日本改变》行政)
言ったこととは裏腹に、税金を食いつぶす談合に自ら手を染めていたのだろうか。悠久の紀の川の流れを汚すような、深刻な事態だ。 是否说着言不由衷的话而自己却染指将税金坐吃山空的商谈呢?如同污染悠久的纪之河一样,是严重的事情。
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